ご存知の方も多いと思いますが、松井証券は松井道夫氏が中堅証券会社から、ネット専業証券会社に大幅に改革した会社です。
おそらく、松井道夫氏がいなければ、松井証券がこれほどまでに有名にはなっていないでしょう。
松井道夫氏は、証券業界で先駆けて、本当の顧客第一主義を実現させた方ではないかと思っています。
松井道夫氏について説明をしだしたら、とてつもない文章量になりますので、コンパクトにまとまった記事を紹介しておきます。
プレジデントビジョンのインタビュー記事>> 経営で一番大事なのは時代観や歴史観を持つこと(by 松井道夫氏)
■ 新規公開の手数料ゼロ - 松井証券の挑戦に壁
新たなネット証券という道を切り開いたといっても過言でもない、松井道夫氏がまた新たな試みをしようとしています。
2005/06/11 日本経済新聞 朝刊 4ページ より
慣例を無視「販売団乱す」 大手など反発
インターネット専業大手、松井証券が掲げた「株式の新規公開時の手数料ゼロ」作戦が難航している。業界の慣例破りで、反発が強いためだ。松井道夫社長は「大義はこちらにある」と意気込むが、その挑戦は無謀なのか、健全な競争に道を開くのか、先は見えない。
東京・千代田の松井証券本社。今年五月、新規上場を予定する会社からある提案を断る電話が相次いで入った。松井は二社の新規公開株の販売に際し、販売手数料を無料にする計画を進めていた。実現すれば「業界初」。だが、主幹事の常連の証券会社や金融機関などの反発に遭遇した。
松井は株式の保護預かり手数料の無料化や売買手数料の引き下げなど、流通市場での改革を先導してきた。それは「投資家の支持」で裏打ちされてもいた。発行市場は大手証券などの「既得権益の牙城」。松井社長自身も「崩すには流通市場以上のエネルギーがいる」と認めており、試行錯誤はなお続く気配だ。
▼ 新規公開ビジネスの手数料 株式の新規公開では通常、公募・売り出し総額の五―八%程度が証券会社の手数料になる。これらは主幹事証券が受け取る幹事手数料、各引受証券が受け取る引受手数料、販売証券会社が受け取る販売手数料で構成され、比率は一般に一対一対二。このうち松井は販売手数料を無料にする。
■ がんばれ松井証券
業界の常識は、世間の非常識とよく言われます。証券業界について話しを聞くたびに、「古い慣行が今だに残っているのだなぁ」と感じます。
ただ、新規公開ビジネスは一般の投資家からは縁遠いところに位置します。一般の投資家から支持をえれない(興味を持っていない)範囲で、古い慣行と戦う松井証券に不利な部分はかなりあると思います。
険しい道のりになると思いますが、松井証券には是非がんばっていただきたいと思います。
松井証券のホームページはこちら>> 松井証券

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