2010年02月05日

DDS(デット・デット・スワップ)が流行っている?

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ファイナンスの勉強をしていて出てきた言葉に、DDS(デット・デット・スワップ)というものがあります。

どのようなものか説明すると、金融機関が通常貸し出しているローンを、劣後ローンに置き換えることを言います。債務超過に陥っている中小企業の再生に使われることがあります。

では、劣後ローンが、どのようなものかというと、普通のローンを支払ったあとに、支払われるローンのことを言います。

これだと、貸出先のメリットがなにもないように感じますよね。

でも、金融機関の場合、自己査定というのがあって、お金を貸している先の中小企業が潰れそうな場合、それに対する引当金を積み増さないといけないようになっています。

引当金をつむときには、損失が発生してしまいますので、経営していく上でマイナスになってしまいます。

なるべく、貸し出している先の中小企業の経営がうまくいって、正常な取引先になってほしいわけです。

そこで、この劣後ローンの登場です。劣後ローンにした場合、自己査定上、自己資本に組み入れられるので、債権とはなりません。しかも、普通のローンを劣後ローンにするだけだから、それほど手間はかかりません。

ですので、最近、DDS(デット・デット・スワップ)が流行っているのです。


詳しいことが知りたい場合はあずさ監査法人のサイトにわかりやすく書かれていました。DDSとDESとの相違点は特にわかりやすいです。


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